少し前にLos Angeles Clippers(LAC)という米プロバスケ(NBA)のチームに関する話を書いていたが、あの話の“その後の動き”について簡単に紹介する(話自体は完全にスポーツネタだが、IT分野で馴染みのある名前がいろいろと登場するのであしからず)。
[Ex-Microsoft CEO Ballmer to Buy Clippers: LA Times - Bloomberg]
*****
米国時間5月27日に「Code Conference」というIT&メディア系のカンファレンスが始まった。2013年までAllThingsD主催の「D Conference」と呼ばれていたこの集まり、運営母体がWSJ傘下から2014年初めに独立し、Re/codeとして“新装開店”した――Comcast傘下のNBCUniversalが資金面を支援――関係で名称だけは変わったが、Walt MossbergやKara SwisherがMCを務めるのも以前の通り。
豪華なゲストの顔ぶれも相変わらずで、毎年恒例となっているMary Meeker(KPCBのVC=ベンチャーキャピタル、元Morgan Stanleyアナリスト)のプレゼンテーション「Internet Trends 2014」もしっかり行われていた。
このMeekerのほか(多くが各所で報じられているはずだが)、2014年はMicrosoft最高経営責任者(CEO)のSatya Nadellaがオープニングセッションで登場(「Skype Translater」という同時通訳のデモなどもあった)、GoogleのLarry Page登場にあわせて新しい「Google Car」のプロトタイプ(ハンドルもアクセルもない!)が披露されたり、Time Warner Cableの買収(計画)などですっかりヒール役の印象が広まってしまったComcastのCEO、Brian Robertsが登場したり、そのComcastのブロードバンドを「まったくお粗末(“horrible”)」とソフトバンク/Sprintの孫正義がクサしたり…。
その直前に発表されたAppleのBeats買収について“当事者”のEddy Cue(Apple)とJimmy Iovine(Beats)が急遽予定を変更して一緒にステージに上がっていたり、さらにはIovineが“メンター”として出演する音楽オーディション番組『American Idol』の司会者、Ryan Seacrest(Kanye Westとの結婚式が大きなニュースになっていたKim Kardashiansの“仕掛け人”。iPhone用のキーボードケース「Typo」を作らせた実業家でもある)が登場したり、そのTypoを「特許侵害だ」と訴えたBlackberryのCEO、John Chenも…といった具合で、まさに見どころ満載、といった感じがする。
[Microsoft CEO on a 'post-post PC world']
[Sprint's Son: 'How can Americans live like this?']