ビッグデータの検索を手がける新興企業Adataoは、Andreessen Horowitzが率いるシリーズA投資ラウンドで1300万ドル近くを調達した。The Wall Street Journal(WSJ)が報じた。
WSJによると、カリフォルニア州サニーベールに拠点を置くAdataoは、Googleや米Yahoo、米陸軍研究所(ARL)の出身者らによって2012年に創業された。機械学習や自然言語処理、インメモリ(つまり高速な)コンピューティングを組み合わせることで、ユーザーが一般的な英語、あるいはSmart QueryやSQL、Scala、Java、Python、Rのいずれかのコンピュータ言語を用いてクエリを記述できるシステムを作り上げることを目的としている。
このシステムはHadoopが取り扱えるあらゆるデータを収集するため、ユーザーは検索対象データの型を知っておく必要がないのだという。
Adataoは、カリフォルニア大学バークレー校のAMPLab内で実施されているオープンソースプロジェクト「Apache Spark」に将来を賭ける新興企業数社のうちの1社だとされている。Apache Sparkは、Hadoopの個々のコンポーネントを統合することで、ビッグデータアプリケーションのためのより堅牢なフレームワークを提供するというもの。