新たなデータによると、多くのハッカーはコンピュータシステムに侵入する際、捕まることなどみじんも考えていないという。
パスワード保護ソフトウェアを手がけるThycoticは米国時間8月14日、ハッカーの動機に関する調査結果を発表した。同社は8月上旬に開催されたBlack Hat 2014で127人の自称ハッカーにインタビューし、驚くべき詳細にたどり着いた。
調査対象者の51%は娯楽やスリルが動機だと回答し、29%は真実を暴くことに興味があると答えた。お金のためと答えたのはわずか19%で、名声のためとしたのは1%だった。
捕まることはないと考えるハッカーが86%、スリルのため、または真実を暴くために攻撃するというハッカーが80%いたことから、Thycoticの創業者でCEOのJonathan Cogley氏は、こうしたハッカーの多くは自分の行為が悪いことだとは思っていないのだとしている。
ハッキングの手段については、フィッシングやなりすましなど従来からあるものが依然として使われているという。回答者の99%は、自分の手段が今でも有効だとした。
また回答者の88%は、自分自身のデータは漏えいやオンラインでの盗難の危険にさらされていると考えていた。
提供:Thycotic
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。