筆者は、「Android」(そして場合によっては「Windows Phone」)上でかなり便利に使っている機能のうち、Appleの「iPhone 6」では提供されることのなさそうなもののリストを作成した。
Appleには、初代「iPhone」や「Windows Mobile」までさかのぼるような、ほかのプラットフォームでかつて行われていたことを取り上げて、そのエクスペリエンスをより洗練させ、使いやすくするという傾向がある。そのことに問題はないし、Appleはこのモデルが極めてうまくいくことを証明している。Appleは、こうした機能の一部を次のiPhoneで採用して、筆者を驚かせるかもしれない(ぜひともそうなってほしい)。
Appleは、より大型のディスプレイを搭載したiPhoneを発表するだろう。それこそ、筆者が現在iPhoneを持っていない理由の1つだ。大型のディスプレイはAndroidがこれまでiPhoneよりもはるかに優れていた領域である。
スマートフォンの機能という点では、このリストは筆者にとっては重要だが、多くの人はこうしたことを全く重要とは思わないかもしれない。
以下の機能のなかには、一部のAndroid搭載スマートフォンにはあるが、プラットフォーム全体としては提供されていないものもある。筆者は、このリストを考える上での基本的なデバイスとして、主にHTCの「One(M8)」とサムスンの「GALAXY S5」を使っている。
1. VoLTE:T-MobileはVoice Over LTE(VoLTE)を急速に展開しており、サムスンのGALAXY S5とHTC One(M8)でのHDボイスは音質が素晴らしい。Appleはワイヤレステクノロジでは一世代遅れる傾向があるので、自分の通信事業者が提供している最新かつ最高の機能を利用したければ、Androidは最高のプラットフォームだろう。
2. リモコン用の赤外線機能:頻繁に旅行する身としては、自分のAndroidスマートフォンに赤外線機能がついているのは、ホテルのリモコンを使うよりも便利だし、安全だ。筆者はこれで自宅のテレビを操作するのも好きである。スマートフォンはいつも手元にあるが、リモコンはすぐにどこかへいってしまうからだ。
3. microSDの拡張カードスロット:AndroidとWindows Phoneのメーカーは現在、多くの主力デバイスにmicroSD用の拡張カードスロットを採用している。非常に低価格でストレージを追加できるのは、消費者にとって手軽であり、便利なことだ。筆者はAppleがmicroSDを追加するとは予想していないが、少なくとも、ストレージ容量を追加するための高額な割増費用を減らして、全てのモデルの最小のストレージ容量を32Gバイトにしてくれればいいのに、と思う。