31年というのは、どのような製品であれ成功といえる長さだ。そしてこれはわれわれが、PC時代を定義付けた表計算ソフト「Lotus 1-2-3」と共に生きてきた長さである。
今週、「IBM Lotus 1-2-3. Millennium Edition」「IBM Lotus SmartSuite 9.x」「IBM Lotus Organizer」がついに、サポート終了日である9月30日を静かに過ぎた。
さようなら、Lotus 1-2-3。初のコンピュータ向け表計算ソフトではなかったかもしれない。その称号はVisiCorpによる、「Apple II」向けの「VisiCalc」が獲得していたからだ。しかし、Lotus 1-2-3は2年早く発売されていたIBMのPCで動作するように作られた初の表計算ソフトだった。Lotusの創業者であるMitch Kapor氏は、Lotus 1-2-3をあらゆるカテゴリで最高のものにしたかったということを公言している。
Kapor氏はLotus 1-2-3のサポート終了のニュースについて、米ZDNetにこのようにコメントした。「Lotus 1-2-3は大きな成功を収め、私は自分たちがLotusで成し遂げたことを誇りに思っている。これはその時代のランドマークとなった製品であり、長い間、PC向け生産性アプリケーションの標準を作った」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。