#4:コミュニケーションスキルを磨く
気が進まないかもしれないが、思い切ってプレゼンテーションを行ったり、会議のまとめ役を買って出てほしい。あなたの目標がIT部門の管理監督者になることなのであれば、これによってリーダーとしての視点でものを見るとともに、そういった役職への準備を進められるようになるはずだ。
#5:皆が尻込みするプロジェクトを引き受ける
筆者が最初に手がけたIT管理業務は、破綻に向かって突き進んでいるあるITプロジェクトであった。このプロジェクトの管理を買って出たのは、自分であれば同プロジェクトを立て直せるという信念を持っていたためだ。それが成功し、認められたため、より大きな責任を持つ地位に昇進するコースに乗ったのである。多くの人々は、こういったプロジェクトに自ら参加するのを嫌がる。筆者も最初の一歩を踏み出す前にはクビになる可能性が頭をよぎった。しかし、当該プロジェクトは既に失敗していると考えるようにした。つまり、これから先は上に向かっていくしかないのだ。失敗を成功に変える取り組みを主導し、やり遂げられれば、あなたは周囲から認められるはずだ。
#6:良い師を探す
IT部門には素晴らしいスキルを有した才能あふれる創造的な人材がいる。そして彼らの多くは、自らの経験と知識を共有しようとしてくれる。そういった人に師事できる機会があれば、是非逃さないようにしてほしい。これによって技芸をずっと迅速に身に着けられるはずだ。
#7:最先端にとどまり続ける
ITの特定分野の仕事に従事すると、全体的なトレンドや、興味がある他の特定分野に関する最新状況を把握するのが難しくなる場合もある。幸いにも、最先端にとどまり続けることを可能にするトレーニングコースや定期刊行物、業界団体がある。これらを活用してほしい。そのようにすれば、現在担当している分野の先行きが不透明であったとしても、IT的な思考とプラクティスを最新状態に保ち続けるうえで役立つはずだ。