日本技芸は11月4日、クラウド型経費精算ソリューション「rakumoケイヒ」の提供を開始した。初期費用は掛からず、1ユーザーあたり月額費用は300円としている。
「rakumoケイヒ」イメージ図(日本技芸提供)。交通費の検索サービスを利用して鉄道、地下鉄の交通費を自動で入力できる
同社はrakumoケイヒについて、同社が提供するクラウド型グループウェア「rakumo」シリーズのユーザーにヒアリングするなどして、経費精算業務を従来より大幅に早めることを目指して開発したとする。
主な特徴としては、ナビタイムジャパンが提供する運賃・乗換情報を活用して精算画面から簡単に交通費計算ができること、また「rakumoカレンダ」との併用で、スケジュールに登録した乗換、運賃情報を自動的に経費精算画面に反映することが可能であることなどとなっている。
同社では、経費精算業務は全ての企業の全ての従業員において必須でありながら、生産性向上に寄与することのない業務であり、一人ひとりが正しい経費を入力し、経理担当者が確認してとりまとめる業務を効率化することは、結果として企業の生産性向上につながるとしている。
主な機能は以下の通り。
申請者機能
- 経費入力・申請:あらかじめ登録された費目にもとづいて経費を入力・申請できる
- 交通費入力支援:交通費の検索サービスを利用して鉄道、地下鉄の交通費を経費として入力できる
- rakumoカレンダー乗換連携(rakumoカレンダー契約ユーザーのみ):rakumoのカレンダーの予定管理画面で登録された乗換情報を元に、自動的に交通費精算データが作成される
- データ複製:過去に登録した経費情報を複製して新たな経費を入力できる
- PDF印刷:申請書をPDF変換し、印刷できる
- GoogleDrive保存(rakumoワークフロー契約ユーザーのみ):申請書をPDF変換し、GoogleDriveへ保存することができ、保管したPDFはrakumoワークフロー経由で承認処理を行うことができる
管理者機能
- 精算書確認・修正:社員が申請した経費データの確認・修正を行える
- 費目管理:経費申請時に一般社員が入力する費目の登録・修正をする
- 勘定科目・補助科目管理:あらかじめ費目ごとに勘定科目、補助科目を設定できる
- 通勤経路設定:利用者毎に定期区間を設定することで、定期区間の交通費を申請された経費から除外できる
- 仕訳データ出力:申請データをCSV、TSV形式でデータで出力できる
- データ形式設定:会計システムの仕様にあわせてデータ出力項目を設定できる
- 締日設定:月締め、週締めなどの経費精算業務の基準日の設定を行うことができる
- 税率設定:消費税率を設定できる