「Microsoft Intune」、コンテンツ管理やロックダウンを強化へ

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2014-12-10 16:28

 Microsoftは、11月に「Microsoft Intune」のモバイルデバイス管理機能のアップデートを数多く発表したが、これに続き、米国時間12月9日、またIntuneに多くのアップデートを加えた。

 興味深いことに、今回の一連のアップデートの多くは、Microsoftが「Enterprise Mobility Suite」(EMS)に関するミッションの中心としてきた、コンテンツのロックダウンや管理の機能に焦点を合わせている。

 MicrosoftのIntuneブログで発表された、12月のIntuneのアップデート(12月9日から12日の間にリリース予定)に含まれるものは以下の通りだ。

  • デバイスの登録やコンプライアンスポリシーに基づいた、「Exchange Online」電子メールへのアクセスの制限機能。
  • 「iOS」デバイス向けの「Office」モバイルアプリ(「Word」「Excel」「PowerPoint」)の管理。管理されているアプリエコシステムの外部へのコピー、カット、ペーストといった操作を制限する機能など。
  • Intune App Wrapping Tool for iOS」を使用した、既存の業務アプリへのアプリケーション保護の拡張。
  • 「Android」デバイス向けの「Managed Browser」アプリによる、特定ウェブサイトへのアクセスの許可/禁止など、ユーザーが実行可能なアクションの管理。iOS向けのManaged Browserは現在App Storeの承認待ち。
  • ユーザーが会社のコンテンツを安全に閲覧できる、Androidデバイス向けの「PDF Viewer」「AV Player」「Image Viewer」。
  • 「Apple Configurator」機能を活用したiOSデバイスの一括登録。Apple Configuratorを活用して環境設定ファイルを作成し、このファイルをIntuneにインポートして、独自のiOSポリシーを設定する。
  • OMA-URI設定を用いた「Assigned Access」モードによる、「Windows Phone 8.1」のロックダウン。
  • OMA-URI設定を用いたWindows Phone 8.1デバイスでの追加ポリシーの設定。
  •  9日のIntuneブログの投稿によれば、最近発表された「Office for Android」製品で上記と同レベルのコンテンツ管理やロックダウンを行うのに必要なIntuneアップデートは、まだ「近いうちに公開する」状態だという。Office for Androidは現在プレビュー段階で、一般向けには2015年初めに提供される予定だ。

    この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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