産業調査会社のRedMonkが、2015年1月版のプログラミング言語ランキングを発表した。これはGitHubでの各言語の使用率と、プログラマー向けQ&AサイトのStack Overflowでの発言量を元に作られたもので、2010年から定期的に発表されている。
2つの統計の相関を示すグラフと、各言語のランキングは以下の通りだ。
順位
1 JavaScript
2 Java
3 PHP
4 Python
5 C#
5 C++
5 Ruby
8 CSS
9 C
10 Objective-C
11 Perl
11 Shell
13 R
14 Scala
15 Haskell
16 Matlab
17 Go
17 Visual Basic
19 Clojure
19 Groovy
(同率順位はアルファベット順)
ただしRedMonkは、この数字はプログラミング言語の一般的な使用量を表したものというよりは、将来の有望度を考える上で参考にするためのもので、割り引いて受け取るべきだとしている。
1位のJavaScriptと2位のJavaは僅差だった。10位までのランキングはほぼ安定しており、C++とRubyがランキングを1つ上げて同率5位になったほかは、前回とほとんど変わっていない。5位の3言語も上位の言語を脅かす勢いはないという。Pythonは2014年第1四半期に一時ランキングを下げたのを除けば、コンスタントに4位につけている。
動きがあったのは11位以下だ。Rはここしばらくコンスタントに順位を上げてきたが、今回は前回と同じ13位にとどまった。ただし、このランキングでは上位がほとんど動かないため、これ以上順位が上がらないことは事前に予想されていた。また、Goは20位圏外から大きく順位を上げ、Visual Basicに並び、Clojure、Groovyなどを飛び越して17位につけた。
しかし、もっとも目立ったのは、20位圏外のSwiftだ。SwiftはAppleが2014年のWWDCで発表した、iOSやOS X上での開発に使われる言語で、もともとランクが上がることが予想されていたが、今回は68位から22位へと大躍進を遂げた。従来のランキングでは、躍進した言語でも上昇するのは5位から10位までで、これほど大きなランクアップは前例がなく、次回は20位圏内に入ってくることが予想されるという。