編集部からのお知らせ
新型コロナ禍が組み替えるシステム
テレワーク関連記事一覧はこちら

IBMとARM、IoTデバイスの開発を推進するキット「mbed IoT Starter Kit」を発表

Nick Heath (TechRepublic) 翻訳校正: 編集部

2015-02-24 14:56

 IBMとARMは、モノのインターネット(IoT)デバイスの開発におけるハードルを下げるためにタッグを組み、「mbed IoT Starter Kit」という開発キットを発表した。

 このキットの目的は、IoTデバイスの試作品を製作する際によく出てくる障害を排除することだ。


mbed IoT Starter Kit
提供:ARM/IBM

 IoTデバイスの試作品を開発する際には、センサとIoTデバイスが正しく通信できるかや、バックエンドのサービスが取り扱えるような形式のデータをIoTデバイスが出力できるかといったことを確実にするうえで、数多くの障害に直面するのが一般的だ。

 このスターターキットの目的は、親和性にまつわるこのような問題の簡素化にある。同キットにより、開発者はARMベースの基板と、互換性を有するセンサ、発光ダイオード(LED)の他、複数の電子部品を手にすることになる。この基板はオンラインポータルである「IBM Internet of Things Foundation」と接続することで、IoTデバイスのセキュアな認証を行うとともに、入手したデータを「IBM Bluemix」サービスへと伝達できるようになっている。IBM Bluemixはこういったデータを(必要に応じて他のデータ源からのデータと組み合わせながら)分析、格納、可視化するとともに、受け取った情報に基づいて同デバイスにコマンドを送り返すことのできるサービスを提供する。これらのサービスは、ウェブブラウザ上で動作するコンソールを通じて、あるいはアプリケーション内から直接RESTfulなAPIを呼び出すことで準備、接続できる。

 IBM Bluemixは有償のサービスだが、各サービスはデータが一定量に達するまで無償で利用できる。アプリはさまざまなBluemixサービスを組み合わせて構築でき、JavaやJavaScript、Ruby、Go、Python、PHPといったさまざまな言語で記述することもできる。また、IBMのビジュアルプログラミング言語「Node-RED」を使用して開発することもできる。

 ARMとIBMによる今回のデモを見る限り、開発者がこの基板を設定し、Bluemixにデータを送信できるようになるのに3分もあれば十分なはずだ。

mbed IoT Starter Kitの仕様

  • mbed対応Freescale K64F基板
  • Freescale K64F向けKinetis K64マイクロコントローラユニット(MCU)(MK64FN1M0VLL12)
  • ハイパフォーマンスARM Cortex-M4コア(浮動小数点演算ユニットおよびデジタルシグナルプロセッサ[DSP]搭載、120MHz)
  • 256KバイトRAM、1Mバイトフラッシュメモリ
  • mbed用アプリケーションシールド
  • 128×32グラフィックスLCD
  • 5ウェイジョイスティック
  • ポテンショメータ(2個)
  • スピーカ(パルス幅変調[PWM]接続)
  • 3軸加速度センサ(±1.5g)
  • RGBフルカラーLED(PWM接続)
  • 温度センサ
  • Ethernet接続

 IBMとARMは、このキットを使用して開発された最初の製品が2015年中に市場に登場すると見込んでいる。

 共同開発されたStarter KitはEthernet接続が可能で、今後のバージョンではセルラー、Wi-Fi、Bluetooth Low Energy、IoT規格Threadのサポートも追加される可能性がある。また、今後のバージョンではARMの新しい「mbed OS」を搭載し、同社ソフトウェア「mbed Device Server」を使ってセキュリティ、通信、デバイス管理に関する幅広い機能を提供する予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    テレワークで起こりがちなトラブルの原因「資料が自宅から閲覧できない」にどう対処する?

  2. 経営

    CIOが成功するための最大の条件は「CEOとの連携」にあり?!516名のCIO調査を紐解く

  3. 経営

    【働き方改革事例】PCの調達・管理に関する不安を解決するサブスクリプションサービス

  4. クラウドコンピューティング

    【DX解説書】もっともDXに不向きな〇〇業界が取り組むべき改革とは?

  5. クラウドコンピューティング

    今すぐ「働き方改革」に着手するべき、2つの理由と改革への第一歩

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]