「Google Cloud Platform」のサブスクリプション契約者は、サービス停止が起こった際により適切な判断を下せるようになった。
というのも、Googleが同プラットフォームに特化した新たなステータスダッシュボード「Google Cloud Platform Status Dashboard」を提供するようになったためだ。このダッシュボードは、「Gmail」をはじめとする、同社で人気の高い生産性向上サービス「Google Apps」で障害が発生した際によくアクセスするページと類似した形式になっている。
現在ベータ版として提供されている同ダッシュボードは、Google Cloud Platformの7つの世界リージョンすべてを網羅し、ほぼリアルタイムで状況を更新するようになっている。
この新ダッシュボードは、デフォルトで過去7日間の稼働状況を表示する。また、「View Summary and History」(サマリと履歴を見る)をクリックすれば、過去90日間の状況を確認することもできる。
ただ、同ダッシュボードは既存のサービスを置き換えるものではない。特定組織におけるクラウドの稼働状況を可視化する「Google Cloud Monitoring」といった既存機能と調和するかたちで動作するように設計されている。
管理者のGoogle Cloud Monitoringイベントログにレポートや警告を転送することも可能となっているほか、最新状況を追跡するための追加ツールで使用できるStatus Dashboard用のRSSフィードも用意されている。
この新ダッシュボードはちょっとした機能追加のように思えるかもしれないが、「Amazon Web Services」(AWS)や「Microsoft Azure」といったサービスと競合するGoogle Cloud Platformを強化するうえで繰り出された一手(そして改善)である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。