Microsoftは今週、「Skype for Business」の詳細とテクニカルプレビュー版の公開を開始した。同社のこの統合コミュニケーションサービスはかつて「Lync」という名称で呼ばれていたものだ。
このプレビュー版に関するさまざまなニュースのなかで同社は、Skype for Businessのエンタープライズボイス機能により、「Office 365」から公衆電話回線網(PSTN)経由の電話や会議が可能になると述べている。
また、MicrosoftはSkype for Business向け会議用機器のポートフォリオを充実させる計画の一環として、IT業界の伝統とも言える提携戦略を選択し、コミュニケーションテクノロジ企業Polycomと手を組むことにした。
今回の提携強化により、Polycomは同社のビデオ会議ツール「Polycom RoundTable」をSkype for Business向けにカスタマイズし、中小企業にも手が出せる価格のプラットフォームとして提供することになる。
最初に発売されるのは「Polycom RoundTable 100」であり、価格は1000ドルからになると見込まれている。両社によると、このツールを使うことで中小企業はIT業者の支援がなくても小さな会議室でSkype for Businessを利用できるようになるという。
さらに、Polycomの「VVX」ビジネスメディアフォンは、Office 365のなかからPSTN経由で通話できる最初の電話機となる。また、「Polycom CX」シリーズのビデオ会議システム(「CX 5100」「CX 5500」「CX 8000」)はPolycom RoundTableシリーズの製品の一部となる予定だ。
Polycom Roundtable
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。