MS、Azureアプリ開発サービス「Azure App Service」発表

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-03-25 09:59

 Microsoftは米国時間3月24日、3種類のAzureのサービスを統合し「Azure App Service」として提供することを発表した。

 Azure App Serviceは、「Azure Websites」(「Web Apps」として知られている)、「Azure Mobile Services」「BizTalk Services」を組み合わせたものだ。共通のアプリホスティング、ランタイム、拡張性モデルを持つ。

 Azure App Serviceのターゲットは、Webアプリ、モバイルアプリ、ビジネス向けアプリ、(公開されているプログラムインターフェースを使ってアプリを構築する)APIアプリに興味を持つ開発者だ。Microsoftの幹部によると、開発者は自分の好きなツールを利用でき、開発したアプリはさまざまなデバイスとプラットフォームで動くという。

 Microsoftが3つのサービスをバンドルしてAzure App Serviceを作成した理由は、開発者にコスト削減と利便性を提供するためだ。目標は「Windows 10」のUniversal Appプラットフォームと同じで、アプリを一度開発すれば、さまざまなプラットフォームに向けて配信できるようにすることにある。新サービスを利用すれば、開発者は単一のアプリを開発すればよく、同じアプリについてWeb向けとモバイル向けの2種類を用意する必要はなくなる。

 Azure App Serviceの価格は、スタンドアロンサービスとしてのAzure Websitesと同程度という。最終的には(いつになるのかはわからないが)、Azure Websites、Mobile Services、BizTalk Servicesの3機能はスタンドアロンでのサービスとしてではなく、Azure App Serviceを通じてのみの提供になるという。顧客は引き続き、バンドル内で1機能のみ、あるいは2機能、3機能すべて、と選択できるとのことだ。

 開発したアプリはAzureのみで動くが、Microsoftだけではなく任意のクラウドからデータを統合できる。また、Microsoftおよび他社のオンプレミスサーバのデータも利用できるという。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  2. セキュリティ

    MDMのよくある“12の悩み”を解決!Apple製品のMDMに「Jamf」を選ぶべき理由を教えます

  3. ビジネスアプリケーション

    生成AIをビジネスにどう活かす?基礎理解から活用事例までを網羅した実践ガイド

  4. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  5. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]