IBMは、同社のクラウド開発プラットフォーム「IBM Bluemix」を人類の進歩のために捧げようとしているのかもしれない。
米航空宇宙局(NASA)が主催する、イノベーションに向けたインキュベーションプログラムの一環である「International Space Apps Challenge」が米国時間4月10日に幕を開ける。
このイベントは2日間にわたってコーディングを行うコーダソン(Code-a-thon)形式で開催され、世界各地から1万人以上の開発者や科学者、学生、起業家、教育者が参加する。そして参加者らは、宇宙空間や地球、人類、ロボット工学に関する35のテーマのなかから1つを選び、モバイルアプリやソフトウェア、ハードウェア、データの可視化プラットフォームを開発することになる。
IBMはこのイベントの参加者が自らのアプリケーションをより迅速に作成、テスト、配備できるよう、IBM Bluemixへのアクセスを無償で提供し、「Watson Analytics」からIoTに至るまでの幅広いクラウド開発ツールを使用できるようにする。
例えば、ロボット工学分野の「SENSOR YOURSELF」(センサを利用した障害物回避)と銘打たれたテーマに取り組む参加者は、IBMのIoTサービスを使用してアプリケーションを構築できる。そして、そのアプリケーションと、IBM Bluemixを介したアナリティクスサービスを用いて、センサデータを分析し、ロボットのシミュレータ等が利用できるようにするというわけだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。