リバーベッドは4月13日、インフラストラクチャ統合製品の最新版「Riverbed SteelFusion 4.0」を発表した。遠隔地のデータとサーバを仮想化し、データセンターに集約することで、拠点ごとに配置するITをなくせるようにする。
データセキュリティとIT管理をデータセンターに一元化しながら、支店や事業所などの拠点でもローカル運用と同様の高速なパフォーマンスを維持できる。出荷予定は5月。
SteelFusion 4.0では、ハードウェアプラットフォームの全面的な刷新と設計の見直しを実施し、あらゆる規模の拠点と地域ハブでのパフォーマンスと拡張性を向上させた。
新機能は以下の通り。
大規模拠点に対応したSteelFusion Edgeプラットフォーム
SteelFusion 4.0のSteelFusion Edgeプラットフォームでは、仮想マシン用のメモリ容量が4倍に拡張され、最大256GBとなり、大規模拠点や地域ハブで、これまでよりも多くのローカルワークロードを処理できる。
また同プラットフォームの3つのモデルは、Advanced Tiering Cache機能を搭載し、ソリッドステートディスクの読み取り機能を使用して、書き込みキャッシュ性能を強化できる。
世界各地に拠点が分散するグローバル環境に対応したSteelFusion Coreプラットフォーム
SteelFusion EdgeプラットフォームをサポートするSteelFusion Coreプラットフォームは、キャパシティとパフォーマンスを強化し、従来版よりも多くの拠点に対応できる。大規模なエンタープライズ環境にも導入可能。
事業継続性の向上を実現するFusionSync
FusionSyncは、プライベートクラウド環境とハイブリッドクラウド環境の間で拠点のデータを同期し、データセンター障害の発生時でも全データへのアクセスを保証。このため、拠点とデータセンターの両方で障害が発生してもわずか数分で復旧され、データの喪失も最小限に抑えられるとしている。