IIJ、AI活用のセキュリティ技術を実証実験--機械学習させて予測

NO BUDGET 2015年07月14日 17時42分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は7月13日、人工知能(AI)を活用したセキュリティソリューションの開発に向け、実証実験に着手したと発表した。まずは、自社のネットワークに導入し、サイバー攻撃を自動解析、判断、学習させたうえで有用性を8月から検証する。

 情報セキュリティ分野では、脅威が複雑化、巧妙化する一方でモバイルやクラウド、M2M/IoTの普及により守るべき情報が広範囲に分散するとともに、セキュリティ人材の不足が懸念されるなど、多くの課題があると指摘されている。IIJでは、AIを活用して人手を介さずに24時間365日リアルタイムで大量の通信トラフィックを監視、異常を検知することで、新たな脅威の予測と迅速な対策が可能になると考え、今回の実証実験を開始するとしている。

 実証実験では、AIと高性能コンピュータ(High Performance Computer:HPC)を使った検証システムを構築し、大量のトラフィックを監視、異常を検知できることを確認したうえで、今秋をめどにセキュリティ脅威の予兆検知の実用化に向けた技術検証を進め、来年度の商用化を目指す。

 AIの活用は、機器オペレーションの自動化や障害発生時の状況分析に基づく自動切り替えなど、従来人手だった作業を迅速かつ正確に自動で実施できる可能性があるとしている。同社は、セキュリティ領域だけではなく、ビックデータの解析などさまざまな分野へのAIの応用を模索していく予定と説明している。

 IIJでは、2001年にIIJ-SECT(IIJ group Security Coordination Team)を立ち上げ、ネット上で発生するインシデントを早期発見、解析、脆弱性情報を収集するなど取り組んできた。2007年からはマルウェア対策のための活動として、MITF(Malware Investigation Task Force)で攻撃の記録や捕獲した検体の解析から得られた情報をもとに外部関連組織と連携を図るなどの活動に取り組んできた。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]