iPhone版とiPad版の「OneNote」が1つに--進むマイクロソフト製アプリのユニバーサル化

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-07-17 10:15

 Microsoftは米国時間7月16日、これまで「iPhone」用と「iPad」用で分かれていた「OneNote」アプリを、1つのユニバーサルアプリに統合した。また「Android」用OneNoteもアップデートした。

 同社のユニバーサルアプリに関するニュースはもう1つある。Microsoftは、「Windows 10」用「Office」ユニバーサルアプリ群を、プレビュー版から正式版に移行した。対象となったのは、タッチ操作とモバイルでの利用を優先したWindows 10用の「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」「Outlook」だ。

 Microsoftの担当者は先週、PC版Windows 10用のこれらのユニバーサルOfficeアプリについても、7月29日から正式版が提供されると述べていた。

 Microsoftの担当者は過去に、画面サイズが10.1インチ以下のWindows 10デバイスに対しては、新しいユニバーサルOfficeアプリは無料で付属すると述べている。正式版に移行したことで、画面サイズが10.2インチ以上のデバイスについては、iOS版やAndroid版と同じく、高度な機能のアンロックにOffice 365への登録が必要になるという。

 Microsoftは、現在iPad用のOneNoteを使用しているユーザーに対して、次のような説明をしている。

 現在iPadでOneNoteを使用しているユーザーは、ストアで新しいOneNoteアプリを入手する必要がある。現在のiPad用OneNoteを開くと、アプリを入手するための手順が表示される。iPhoneユーザーであれば、何もする必要はない。iPadアプリがiPhoneアプリに統合されたため、iPhoneでは今使っているものを使用できる。

 iOS用の新しいOneNoteアプリには、iPhone版向けの多くのアップデートが含まれており、これらはiPadでも利用できるようになっている。Android版のOneNoteはすでにユニバーサルアプリ化されており、スマートフォンでもタブレットでも同じアプリが動作する。

 Microsoftは、異なるプラットフォームでできるだけ多くのコードを再利用することを目的として、iOS、Android、Windowsで、Officeのユニバーサルアプリ化を進めている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]