Microsoftは米国時間7月16日付けの同社ブログへの投稿で、現場におけるマネジメントやデリバリといったサービスのためのソフトウェアを手がけるFieldOne Systemsを買収することで両社が最終合意に達したと発表した。なお、買収の金銭的条件は明らかにされていない。
ニュージャージー州マファに拠点を置くFieldOneが手がける「FieldOne Sky」プラットフォームは、作業計画や手配、ルートの自動決定、在庫管理、顧客とのコミュニケーションといった機能を持つ製品だ。また、FieldOne Skyプラットフォームの核となる部分には「Microsoft Dynamics xRM Framework」が用いられているため、Microsoftの「Dynamics CRM」や「Outlook」「Office 365」「Azure」「Skype」「Yammer」との容易なやり取りが可能になっている。
Microsoftによると、FieldOneが提供する機能はMicrosoftのDynamics CRM製品としてまとめる予定だという。また、そうした機能は将来的に「Azure IoT Suite」や「Cortana Analytics Suite」と統合されることになる。
Microsoftは、FieldOneの既存顧客に対するサポートを引き継ぐとともに、新規顧客に対しては近いうちに、FieldOneが手がけていた機能をDynamics CRMに取り込んで提供することになると述べている。なお、FieldOneのテクノロジの価格やライセンスの詳細については2015年の夏中に明らかにするという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。