ニフティは7月29日、IoT(Internet of Things)化を支援するサービス「ニフティIoTデザインセンター」を同日より開始すると発表した。
同サービスは、ネットワーク技術とシステム開発に精通した専属エンジニアチーム「ニフティIoTラボ」により、デバイスにインターネットやクラウドを組み合わせてIoTサービスを開発、提供したいと考える企業を支援するもの。
IoTサービスのアイデア出しからアプリケーションシステム設計、プロトタイプ作成に至るまで、IoT化に必要なインターネット側のさまざまな課題を一括して解決する。費用は、利用するソリューションに応じて要件定義や設計の費用、開発に必要なクラウドサービスの利用料など(相談は無料)。
IoTを自社のビジネスやサービスに取り入れようとする動きが活発になっている一方、実際にIoTサービスを実現するにあたっての課題は多岐にわたり、特にメーカー企業では、既存のデバイスとインターネットやクラウドとの連携、ウェブやモバイルアプリケーションの開発に関するノウハウが求められている。
ニフティでは、インターネット接続サービスやウェブサービス、「ニフティクラウド」などのクラウドサービスの開発、提供を通じて、システムプラットフォームの開発や運用ノウハウを培ってきた。このほか、最近ではホームネットワークを実現するサービス「スマートサーブ」を通じて、自らIoTサービスを提供している。
これらの取り組みの中で蓄積したノウハウを生かし、IoTで顧客にさらなる価値を提供したいと考える企業やプロジェクトに役立ててほしいと考え、サービスを開始したとのこと。
ニフティIoTデザインセンターが提供するソリューションは以下の通り。
アイデアデザイン
デバイスをIoT化する際のアイデア出しを支援
アプリケーションデザイン
IoT化のアイデアを具現化する際のアプリケーション設計、さらに要望に応じて開発まで実施
システムデザイン
デバイスからアプリケーション、アプリケーションからサーバーサイドへの接続など、IoT化に必要なネットワークおよびサーバーサイドの設計、さらに要望に応じて構築まで実施
プロトタイプ作成
最終的なアウトプットとしてのプロトタイプを、企業と共に作成
同サービスでは、専属のエンジニアチームであるニフティIoTラボが、さまざまなレベルの要望や条件に合わせてソリューションを提案し、IoT化のアイデアを素早く具現化する。
ニフティIoTラボはニフティIoTデザインセンター専属のエンジニアチームで、企業の課題を丁寧にヒアリングし、要望に応じてアプリケーション開発やプロトタイプ作成などを実施する。本チームは「ニフティクラウド」のR&Dチームを母体とし、IoT化に必要なネットワーク技術とシステム開発に精通しているとのこと。
相談から支援開始までの流れ