NRIセキュア、インメモリ基盤のERPを採用

NO BUDGET

2015-08-05 07:00

 NRIセキュアテクノロジーズは、業務の省力化と意思決定の迅速化を目的とし、インメモリデータベースを基盤とした統合基幹業務システム(ERP)を導入、業務システムを刷新した。製品を提供したSAPジャパンと、野村総合研究所(NRI)が8月4日に発表した。

 情報セキュリティに関するコンサルティングやサービスを事業として展開するNRIセキュアでは、海外展開を含めた事業拡大のために、業務の大幅な省力化と、迅速な経営判断に必要な情報分析が求められていた。

 複数のシステムで構成されている現状のシステムを刷新し、分断されていた業務プロセスを統合することによる省力化や、スマートフォンやタブレットなどに対応したSAPのインターフェース(SAP Fiori)を使ったモバイル化により、外出の多いコンサルタントや営業の業務効率化を目指す。こうしたリアルタイム分析の活用による意思決定の迅速化を目的として、インメモリデータベースを基盤としたSAPのERP「S/4HANA」の導入を決めた。

 またNRIは7月から、S/4HANAの製品評価の一環として、SAPが顧客と共同で製品を開発する「SAP Co-Innovation Program」に参画しており、主にコンサルタント、医者、弁護士、税理士などの“プロフェッショナルサービス”業界に関する評価を担っている。

 NRIでは、SAP S/4HANAが利用する、メモリ上で高速なデータ処理が可能なインメモリ専用のデータベース「HANA」を2010年に世界で初めて購入し、それ以降、HANAを利用した開発実績を積んできた。

 NRIは、各種のSAP製品に対する取り組み実績を元に、 S/4HANAを次期業務システムの候補として検討する顧客に対し効果を最大化するための取り組み方針や開発手法を提案をしていくとした。

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