MOTEXは8月31日、ジェナとの協業を発表した。ジェナが開発した業務用iOSアプリの稼働ログを、エムオーテックスが提供するスマートデバイス管理ツール「LanScope An」で取得できるようにした。
LanScope Anは、企業におけるスマートフォンやタブレット端末の管理を行うことができるクラウド型スマートデバイス管理ツール。管理対象のスマートデバイスにアプリをインストールすることで、端末のさまざまな情報を自動収集し、管理できる。
また通常のMDM(Mobile Device Management)機能に加え、アプリの稼働情報や位置情報、操作ログを取得することで、導入したスマートデバイスの活用状況を可視化し、費用対効果を最大化する。
「どのデバイスで」「いつ」「どこで」「どれくらい」そのアプリが活用されていたのか、アプリの活用状況をログとして取得することができる。
そのため、導入したスマートデバイス自体の利用状況はもちろん、どのアプリがよく使われているのか、開発したアプリが正しく活用されているのかなど、利用状況を可視化することができるため、スマートデバイス導入の効果を高めることができる。
企業におけるスマートデバイス導入が急速に進む一方で、導入した企業は効果的な活用方法に課題を抱えている。
このような状況を背景に、業務用アプリの受託開発事業に関心が高まり、企業の課題を解決する業務アプリが法人スマートデバイスの導入におけるポイントになっている。その関心はアプリの開発、利用にとどまらず、アプリの活用状況の把握や分析にまで及ぶ。
今回の協業では、ジェナの強みであるiPhone/iPadを中心としたスマートデバイスのアプリ受託開発におけるノウハウと、LanScope Anのアプリ活用ログ取得機能とログ分析を掛け合わせることで、スマートデバイスの管理、セキュリティ対策に加え、費用対効果の可視化やスマートデバイスの活用促進など、法人スマートデバイスの導入、運用、管理に寄与する仕組みを提供する。