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ハイブリッドクラウド座談会--企業ITの行き先を徹底討論する - (page 2)

怒賀新也 (編集部) 山田竜司 (編集部) 吉澤亨史

2015-09-17 08:23

NTT Com「ホステッドプライベートクラウド」に勢い


NTTコミュニケーションズ クラウドエバンジェリスト 林雅之氏
事業計画、外資系企業や公共機関の営業、市場開 発などの業務を担当。政府のクラウドおよび情報通信政策関連案件の担当を経て、2011年6月よりクラウドサービスの開発企画、マーケティング、広報・宣伝に従事

NTT Com 林氏 クラウドを大きく分けると、パブリッククラウド、プライベート形式でのオンプレミス、ホステッドプライベートクラウド(プライベートクラウドに近いシステムがサービスプロバイダーによって構築、運用されているが、資産としての所有者が、プロバイダーではなくユーザー企業である)となります。そして、ホステッドプライベートの中に、ベアメタル(物理サーバ)が含まれます。

 クラウド市場は非常に伸びていますが、どちらかというとパブリッククラウドよりもプライベートクラウドの市場の成長が大きい印象です。ユーザーの情報システム、基幹システム系のニーズは、オンプレミスを含めて、ホステッドプライベートクラウド側にあると感じています。また、ユーザーはクラウドだけでなくネットワーク、データセンター、セキュリティも含めてハイブリッドを構築したいと考えているようです。

日本オラクル「パートナー経由で柔軟なサービス提供」


日本オラクル クラウド・テクノロジー事業統括 クラウド・テクノロジー製品戦略統括本部 Cloud/Big Data/DISプロダクトマーケティング部 部長 佐藤裕之氏
クラウド、ビックデータなどのビジネス開発・マーケティングを担当し、新たなIT基盤を普及すべく日本市場の開拓に従事、以前はエンジ ニア部門長として顧客への導入技術支援に従事

オラクル 佐藤氏 オラクルの場合は、ハードウェアをパートナーに渡して、パートナーがエンドユーザーにクラウドを組み合わせたサービスを提供するというスタンスですので、プライベートでもパブリックでも、エンドユーザーの好みに合わせて選択していただけるよう、オプションを用意しているという立場です。

マイクロソフト 各務氏 クラウドを採用する最大の利点は、サービスをカタログ化できることです。その際、裏側の仕組みがどうなっているかについては、安定稼働さえしていれば特に問題になりません。企業がそうしたサービスを提供する仕組みを作る際に、ホステッドクラウドとしてNTT Comのクラウド環境を採用し、パブリッククラウドとしての使い方をする部分にMicrosoft Azureを採用するといったケースが増えています。

 サービスがカタログ化さえしていれば、後はサービス品質契約(SLA)とホスト、あとは機能要件などを決めればシステムを実装できます。今までのITが、カスタマイズが基本で、職人が作り上げる木彫りの熊の工芸品のようなものであったこととは対照的です。

日本マイクロソフト「買い物をするようにシステムを使えるようになった」


日本マイクロソフト クラウドプラットフォーム技術部 部長 各務茂雄氏
ハイブリッドクラウドの提案をするクラウドのプロ軍団を支えると同時に、ユーザー企業での学びをもとに、次世代IT部門の提案を自ら行っている

 今は標準化されており、(コンビニエンスストアで)お菓子を買うように必要なシステムを手に入れられるようになっています。実は、これができると、(システム構築に発生する)コミュニケーションコストが圧倒的に下がるのです。それが、お客様がクラウドを使う本質的な理由ではないかと思います。

 今は、銀行や保険のような目に見えない商品も、家電やクルマのような目に見える商品も、多くは同じようにコストを上乗せして提供されています。しかし、それでは画期的な商品を生み出すことができません。

 一方、別の観点から見ると、日本の企業は、商品だけでは差別化できないものに、人を介在させることで魅力を与えてきました。従来型のビジネス視点では、それをやろうとすると非常にコストがかかります。そこで、使い勝手などの改良余地を見つけた上で、クラウドをフル活用してそのギャップを埋めていく、という方法が非常に有効になってくるのです。

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