ビジネスユーザー(例えば、経理担当者やマネージャーなど)で、Java、Ruby、C++、.NETなどのプログラミングに関する知識を持つ者は少数派であるが、技術スキルは重要度を増している。Intuit QuickBaseがいわゆる「シチズンデベロッパー」に関して顧客企業の148名に対して実施した最新の調査の結果を明らかにした。
調査によると、回答者の21%がIT開発者で、76%が業務部門のシチズンデベロッパーだった。シチズンデベロッパーの中で、プログラミング言語や開発プラットフォームなどアプリ開発に関するスキルを備えている者は全体の8%にすぎなかったが、アプリ開発が日常業務の一環だと回答した者は実に68%に上った。これらシチズンデベロッパーが開発に関与しているアプリの種類としては、日常業務用アプリが全体の65%を占めているが、よりミッションクリティカルな業務アプリの開発に関わっていると回答した者も42%に達した。
Intuit QuickBaseの分析は、シチズンデベロッパーがITにとって懸念すべき存在ではなく、ITプロフェッショナルはプロセスから外されていないことを示している。IT開発者の75%は、アプリの4分の3超を自分達が開発し、最終段階をシチズンデベロッパーに残していると回答している。またシチズンデベロッパーの29%は、彼らがアプリ設計で柔軟に対応できれば、アプリ開発のスピードが倍増すると回答している。つまりシチズンデベロッパーは、アプリ開発のプロセス向上に貢献するのである。
Intuit QuickBaseは、シチズンデベロッパーの台頭を次のように分析する。「デジタル変革によって、アプリに関するリクエストがますます増加する現場で、レガシーな既存アプリや高コストなITプロフェッショナルやプログラマーを使用することは継続できない。プログラミング言語ではなくビジネス課題の解決に長けた真のシチズンデベロッパーという社内リソースに組織が目を向け始めたのは、こうした状況があるからだ」
提供:HubSpot
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。