
ドローン、自動運転車、介護ロボットなど、AI(人工知能)は急速にわれわれの日常生活に入り込んできている。そのルーツは1950年代に知られた学者Alan Turing氏にまでさかのぼるが、現代のAIは非常に洗練されてきている。これまでマシンは単純な作業しかできなかったが、今ではより人間に近い特徴を持つよう設計されつつあるのだ。
ここでは、AI初心者で、その分野に追いつきたいという人にお薦めの7冊を紹介する。急速に変化しているAIの世界について、重要な情報を得ることができるはずだ。
1. 「The Singularity Is Near: When Humans Transcend Biology」(「特異性はすぐそこに:人間が生体を超える日」の意)著者:Raymond Kurzweil氏(2005年)
Googleのリサーチディレクターを務めるKurzweil氏は、AIの第一人者とみなされている人物だ。同書の中でKurzweil氏は、年代を追って将来を予測している。5年後、10年後、100年後には、どのようなテクノロジが登場するのだろうか。Kurzweil氏は、ルイビル大学サイバーセキュリティ研究所ディレクターのRoman Yampolskiy氏が、コンピュータがチェスのチャンピオンになる時期を正確に予測した例なども挙げている。