Amazonは米国時間10月22日、株式市場終了後に2015会計年度第3四半期決算(9月30日締め)を発表した。今回も、大手クラウド企業として大きな成功を収めているAmazon Web Services(AWS)に注目が集まった。
AWSの第3四半期売上高は前年同期比78%増の20億8000万ドルだった。営業利益は5億2100万ドル。
全体で見ると、Amazonの利益は驚くべきことに7900万ドル(1株あたり17セント)となり、前年同期の4億3700万ドルの損失から大きく伸びた。
非GAAPベースの利益は1株あたり17セント、売上高は前年同期比23%増の254億ドルだった。
アナリストらの予想では、第3四半期の売上高は249億ドル(1株あたり13セントの損失)になるとみられていた。Amazonの前年同期の売上高は206億ドル(1株あたり95セントの損失)だった。
第4四半期について、アナリストらは売上高が351億1600万ドル、営業利益が2700万ドルになると予想している。
Amazonはこれに対して第4四半期のガイダンスとして、売上高は335億ドル~367億5000万ドル、営業利益は8000万ドル~12億8000万ドルを提示している。
全体として見た場合、AWSがAmazonの利益の大半を稼ぎ出しているのは明らかだ。AWSの第3四半期営業利益は、Amazonの北米におけるEコマース事業とほぼ同額となっている。
また、AWSは急速に成長しており、第3四半期の営業利益は前年同期比432%増となった。第3四半期までの9カ月累計の売上高は55億ドル。前年同期間は32億ドルだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。