Hewlett Packard Enterprise(HPE)がコンテナ技術「Docker」を利用したプロジェクトを持つ企業向けにクラウド、ソフトウェア、ストレージ、サービスを発表した。これらを利用することで、コンテナベースのソフトウェアを大規模システム向けに開発し、運用できるという。
Dockerはソフトウェア開発分野で注目されているコンテナ技術で、HPEのような大手エンタープライズベンダーはコンテナを大規模な実装向けに利用するのを支援するツールの提供を急いでいる。
コンテナはアプリケーションが開発、管理される方法を変えている、とHPEの最高技術責任者(CTO)、Martin Fink氏は述べている。
HPEが「DockerCon Europe」で発表したDocker関連の製品は、以下のようなものだ。HPEは発表と同時に提供を開始した。
- Dockerをサポートする「HPE Helion Development Platform 2.0」: Dockerコンテナとしてパッケージされたマイクロサービスの実装のためのツール
- Docker向けの「HPE StormRunner」と「HPE AppPulse」: Docker化されたアプリケーションのテスト、実装、モニタリングのための開発者向けツール
- 「HPE Sitescope」搭載の「Remote Docker Swarm」クラスタモニタリング: クラスタの5つのレイヤをモニタリングし、クラスタマップを自動構築する製品
- 「HPE Codar for Docker」: 既存とコンテナ化のハイブリッドワークロードの継続的実装を可能にする製品
- 「HPE Composable Infrastructure」向けの「Docker Machine」プラグイン: 「HPE OneView」からDockerコンテナホストの実装を自動化する製品
これらに加え、フラッシュに最適化された「HPE 3PAR StoreServ Storage」と「HPE StoreVirtual」ソフトウェア定義ストレージソリューションでも、OpenStackクラウド環境でのDockerのステートフルコンテナの利用が可能になった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。