Microsoftは米国時間11月19日、「Windows Server 2016 Technical Preview 4」を公開した。今回のプレビュー版より「Hyper-V Container」が組み込まれている。
8月に公開されたテストビルド「Windows Server 2016 Technical Preview 3」では、Microsoftが同製品に組み込もうとしているコンテナの一種として、アプリケーションを他の運用環境から切り離して実行することを可能にするMicrosoftの「Windows Server Container」がサポートされていた。Windows Server Containerは、「Docker」オープンソースプロジェクトの一部だ。
MicrosoftのCloud Platform Marketing担当ゼネラルマネージャーMike Schutz氏は、「開発者は、Hyper-V Containerでアプリケーションを動かしてみて、Windows Server Containerで動かすのとたいして変わらないと感じるだろう」「追加の作業は必要ない」と述べている。
信頼できるコードにはWindows Server Containerを使い、完全には信頼しきれないコードや一部のサードパーティー製のものはHyper-V Containerで走らせるとよいと同氏は述べる。
Windows Server Technical Preview 4では他にも機能アップデートが施されている。また同日公開された「System Center 2016 Technical Preview 4」についても同様だ。
Microsoftの関係者によると、両テクニカルプレビューとも、「Nano Server」「Windows Server Container」やセキュリティ、モニタリング向けの新機能が組み込まれている。
Nano ServerとはWindows Serverのデプロイ方法の1つとして新しく提供される、必要最低限の機能を装備したバージョンだ。
Schutz氏によれば、Windows Server 2016の正式版は予定通り2016年の後半に提供開始される予定だ。製品をファイナライズするまでに、最低でもあと1回はテクニカルプレビューを公開する予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。