電通国際情報サービス(ISID)は、1月15日、FinTech産業拠点「Fino Lab」を三菱地所、電通と協業し2月1日に開設すると発表した。同拠点は千代田区丸の内の銀行協会ビル内に開設され、FinTechスタートアップ企業の成長を支援していく。運営はISIDが実施する。
同社は、2012年には日本初のFinTechピッチコンテスト「金融イノベーションビジネスカンファレンス(FIBC)」を立ち上げている。また2015年には、有望なスタートアップ企業への出資や事業支援を開始している。
「Fino Lab」は、FinTech スタートアップ企業と、それらの企業の成長を支援する各界のプロフェッショナルが集う協働の場であり、また活動そのものを指す名称。有望なスタートアップ企業を発掘し、それらの企業がサービス開発に集中できる環境やリソースの提供、専門家によるメンタリング、オープンコミュニティ形成を促す各種イベントの開催、国内外の投資家や需要家とのマッチング機会創出などを実施する。
運営にあたっては、FinTechに関連する各領域のプロフェッショナルである有志(弁護士、投資家、起業家、金融従事者など)が集結し、1月に設立予定の一般社団法人金融革新同友会「Finovators」と密に連携していく。また、社会人が、自らの専門知識やスキルを生かして行う社会貢献活動であるプロボノ活動をベースに、ファイナンス、許認可、セキュリティ、海外展開等、スタートアップ企業の成長に必要な各領域のメンタリングを実施していく。