KrakenではJetStreamと異なる結果が出た。このベンチマークで1位に輝いたのは1009.8ミリ秒(ms)のChromeだった。Operaは1037.0msでChromeの後塵を拝した。3位は1052.5msのEdge。このベンチマークを開発したMozillaのFirefoxは、なぜか4位となった。Internet Explorerについては、1826.7msと大差をつけられて最下位だった。
「Octane 2.0」: Googleが開発したこのベンチマークには、現代の高度にインタラクティブなウェブアプリケーションのテストが含まれている。OctaneはChromeに特化したベンチマークではない。たとえば、Microsoftの「TypeScript」のコンパイル速度も測定できる。このベンチマークでは、数値が高いほど優秀なスコアを示している。
Googleが開発したベンチマークにもかかわらず、1位に輝いたのは3万6544ポイントのEdgeだった。Chromeは3万3926ポイントで2位につけた。3位は3万1339ポイントのFirefox。Operaは2万7736ポイントで4位となった。Internet Explorerは残念ながら1万7571ポイントで、兄弟分であるEdgeの半分にも満たないスコアだった。
「RoboHornet」: このベンチマークはJavaScriptだけに特化したものではなく、「ブラウザのパフォーマンスを多種多様な側面から測定し、レイアウトやローカルストレージなど、ウェブ開発者が重視するすべての要素がテスト対象となる」とうたっている。このベンチマークでも、数値が高いほど優秀なスコアを示している。
ベンチマークの結果、175.73ポイントのChromeが逃げ切り1位を飾った。Operaは165.13ポイントと健闘し、2位となった。そしてInternet Explorerが117.78を記録し、ようやく一矢を報いて3位につけた。4位は115.13ポイントのFirefox。意外にも、Edgeは102.23ポイントで最下位となった。
「HTML5 TEST」: 最後に、各ブラウザで最新のウェブ標準であるHTML5のコンパイル性能をテストした。このテストは、いわゆるベンチマークではない。代わりに、使用中のブラウザがHTML5標準をどれだけ正確に再現できるのかをテストする。満点は555ポイントだが、どのブラウザも満点は獲得できなかった。
結果は、521ポイントのChromeが、520ポイントのOperaをわずか1ポイント差で振り切り、1位に輝いた。続いて、468ポイントのFirefoxが3位、453ポイントのEdgeが4位となった。そしてInternet Explorerは343ポイントと、ここでも最下位に終わった。