Googleが生産性アプリを強化する。モバイル版の生産性アプリでコラボレーション機能を強化した。また、インポートとエクスポートが可能なファイルフォーマットのサポートも拡充した。
AndroidとiOS向けの「Google Docs」「Google Sheets」「Google Slides」アプリの最新版では、モバイル上で素早くコラボレーションできるよう機能を強化した。また、Webバージョンとの機能の差も縮小されている。
米国時間1月27日に「App Store」と「Google Play」で提供を開始した最新版には、Docs、Sheets、Slidesで「Instant Mentions」という機能が加わった。名前やメールアドレスの入力を効率化するものだ。Instant Mentionsは、ウェブ版にも提供される。モバイル版で誰かの名前やメールアドレスをコメント欄に入力開始すると、アプリが連絡先を提案してくれる。Web版のDocsでは、テキストをハイライトすると新しいコメントアイコンが表示され、素早くコメントを追加できるようになる。各モバイルアプリでもコメントが容易になり、ユーザーはリアルタイムで新しいコメントを加えたり、既存のコメントに返信できるようになった。
また、iOS版のDocs、Sheets、SlidesとAndroid版のSlidesでコメントをスワイプで移動できるようになった。これは、Android版のDocsおよびSheetsでは実現していた機能だ。
Web版は2月10日にリリースされる予定で、Docsにコメント追加機能、Docs、Sheets、Slidesにコンタクト提案機能が加わる予定だ。Android版のDocs、Sheets、Slidesも機能が強化されており、すでにGoogle Playで配信を開始している。
Docsでは、.txt、.rtf、.htmlの各フォーマットに対応したファイルのインポートが可能になった。エクスポートは、.docx、.rtf、.pdf、.txt、.htmlが利用できる。Sheetsでも.xlsx、.pdf、.html、.csv、.tsvのエクスポートが、Slidesでは.pptx、.pdf、.txtのエクスポートが可能になる予定だ。
Android版のSheetsは.csvと.tsv形式のファイルの開示、閲覧、編集が可能になった。
提供:ZDNet UK
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。