Cisco Systemsは米国時間3月2日、イスラエルのファブレス半導体企業Leaba Semiconductorを3億2000万ドルの現金で買収する意向を同社ブログで表明した。
Ciscoのコーポレート事業開発および投資担当バイスプレジデントのRob Salvagno氏はブログで、LeabaはCiscoの中核エンジニアリングチームに編入される予定だと述べた。
Salvagno氏は「Leabaは、ネットワークインフラにおける重要な難関に取り組むための革新的なソリューションをもたらす最先端の半導体設計で、強力かつ素晴らしい実績をあげてきている企業だ」と記している。
Leabaのウェブサイトによると、同社は現時点で隠密裏に開発を推進しているため、公開できる製品はないという。このため、Ciscoがこの新興企業のどこに魅力を感じたのかを推測するのは難しい。
イスラエルのニュースサイトYnet.coによると、Leabaは2014年の創業。最高経営責任者(CEO)Eyal Dagan氏と最高技術責任者(CTO)Ofer Iny氏は2009年にDune NetworksをBroadcomに約2億ドルで売却した経験があるという。
Ciscoは今回の発表の前日にもクラウドオーケストレーションを手がける新興企業CliQr Technologiesを買収する計画を発表していた。
2つの買収の違いは興味深い。CliQrの買収はソフトウェアやクラウドコンピューティングに関連した製品を拡大するためのものであるのに対し、Leabaの買収はCiscoのルーツでもあるハードウェアにフォーカスしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。