Microsoftは米国時間4月19日、「Microsoft Azure」上のコンテナの配備や管理を行うサービス「Azure Container Service(ACS)」の一般提供を開始したと発表した。
ACSを利用することで、「Apache Mesos」や「Docker Swarm」を用いたコンテナアプリケーションのオーケストレーションが可能になる。またACSによって、コードを修正することなく、Azureとの間でコンテナワークロードのやり取りも可能になるという。
- TechRepublic Japan関連記事
- MesosクラスタでDockerコンテナ5万個を起動--バックエンド強化をVerizonディレクターに訊く
ユーザーはACSを利用することで、コンテナ化されたアプリケーションの実行用として設定してある仮想マシン群を、クラスタ単位で生成/設定/管理できるようになる。
Microsoftは2015年9月にACSを発表し、同年12月に最初のパブリックプレビュー版をテスター向けに公開していた。
これに関連して同社は19日、「DC/OS」という新たなオープンソースプロジェクトへの参加も発表している。DC/OSは、Mesosphereが開発したオープンソースのデータセンター向けOSだ。このOSを使用することで、「Docker」をはじめとするさまざまなコンテナ形式を用いて、複雑な分散コンテナアプリケーションを実行できるようになる。同プロジェクトにはAccentureやCisco Systems、Hewlett Packard Enterprise(HPE)なども参加している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。