マイクロソフト、「Azure Container Service」の一般提供を開始

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-04-20 10:47

 Microsoftは米国時間4月19日、「Microsoft Azure」上のコンテナの配備や管理を行うサービス「Azure Container Service(ACS)」の一般提供を開始したと発表した。

 ACSを利用することで、「Apache Mesos」や「Docker Swarm」を用いたコンテナアプリケーションのオーケストレーションが可能になる。またACSによって、コードを修正することなく、Azureとの間でコンテナワークロードのやり取りも可能になるという。

 ユーザーはACSを利用することで、コンテナ化されたアプリケーションの実行用として設定してある仮想マシン群を、クラスタ単位で生成/設定/管理できるようになる。

 Microsoftは2015年9月にACSを発表し同年12月に最初のパブリックプレビュー版をテスター向けに公開していた。

 これに関連して同社は19日、「DC/OS」という新たなオープンソースプロジェクトへの参加も発表している。DC/OSは、Mesosphereが開発したオープンソースのデータセンター向けOSだ。このOSを使用することで、「Docker」をはじめとするさまざまなコンテナ形式を用いて、複雑な分散コンテナアプリケーションを実行できるようになる。同プロジェクトにはAccentureやCisco Systems、Hewlett Packard Enterprise(HPE)なども参加している。

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]