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Sapphire Now

SAPPHIRE NOWで見えたSAPの課題--共感は経済的負担を克服できるか - (page 2)

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2016-05-20 06:30

 Under ArmourのCEOであるPaul Fipps氏は、顧客の立場からこの断絶について指摘した。「内部と外部のテクノロジとサービスの能力の間にギャップがある。この革新的なテクノロジをどのように実装するのか。わたしはそこにギャップがあると思う。SAPの課題は、そのギャップを埋めることだ」とFipps氏は述べた。

 基調講演の最中に、顧客にこのギャップについて語らせたことについては、SAPを賞賛すべきだろう。SAPの課題は、そのギャップを埋めることだ。さらにもう1つ、顧客の要件が、HANAやオンプレミスアプリケーションを実装できる速さよりも、さらに速く変化しているという課題もある。

 共感と、McDermott氏の言う「互いに人間らしく振る舞う」ことで、果たして経済的負担を克服できるだろうか。

 SAP HANAは、Oracleの製品と同じように、Amazon Web Servicesや、同サービスが持つさまざまなアナリティクスエンジンと真っ向から競合している。MicrosoftとSAPはパートナーシップを結んだが、AzureはHANAと統合可能である一方で、Azureのアナリティクスや機械学習の機能はHANAと競争関係にある。

 また、顧客を重視するというテーマは、SalesforceやWorkdayをはじめとする、多くのSAPのライバルも語っている内容だ。SAPやOracleのような古い企業を選ぶことは、長い実装期間とたくさんのコンサルタントを意味している。共感によってそれらのコストを克服するには、困難が伴うだろう。SAPにもクラウド戦略はあるが、同社の第1四半期の問題は、ライセンス契約の多くが第2四半期にずれ込んだことだ。

 SAPの顧客は減っていないし、顧客は長期的にSAPに賭けている。しかし、SAPがもしシェアの拡大を目指すのであれば、イノベーションと共感、そして経済性の間のバランスを取る必要があるだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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