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【Azureなう 6/28号】DockerCon 2016でのアップデートを一挙解説!

佐藤直生

2016-06-28 07:00

 こんにちは、佐藤直生です。前回から始まったこの連載では、先週の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックを紹介していきます。

Docker for Azure登場、Docker DatacenterがAzure Marketplaceで利用可能に

 6月19~21日の3日間、米国シアトルでDocker社のカンファレンス「DockerCon 2016」が開催され、MicrosoftやAzureに関連する発表もありました。

 6月20日には、Docker for Azure、Docker for AWSのプライベートベータの開始、Docker for Windows、Docker for Macのパブリックベータ開始が発表されました(関連記事)。

 Docker for Azure、Docker for AWSは、AzureやAWSでDockerクラスタ環境を簡単に構築、構成、管理するために新たに発表された機能です。

 Azure向けには、Azure Resource Manager (ARM)テンプレート、AWS向けにはAWS CloudFormationテンプレートを使うことで、複数のDocker Swarmマネージャーノードや、多数のDocker Swarmワーカーノードが含まれる環境を簡単に構築可能です。次の画面は、AzureポータルでARMテンプレートを使ってDocker for Azureをデプロイした様子です。


AzureポータルでARMテンプレートを使ってDocker for Azureをデプロイ

 Docker for Azure、Docker for AWSは、プライベートベータとして利用可能です。現時点では、筆者はプライベートベータにアクセスできておらず、ブログポストドキュメントの情報もごくわずかなので、今後の追加情報に期待したいところです。

 なお、Docker for AzureはDocker社側の機能ですが、Azure側にも、ARMテンプレートベースでDocker/Docker Swarmクラスタ環境を簡単に構築できる機能としてAzure Container Serviceがあります。Azure Container Serviceは4月にGA(一般提供)になっているので、安心して使えますね。

 また、3月にプライベートベータが始まっていたDocker for Windows、Docker for Macが、パブリックベータとなりました。従来のWindows/Mac向けのDocker Toolboxでは、Dockerのツール群に加えてVirtualBoxがインストールされ、VirtualBox上のLinux VM上でDockerコンテナが動作していました。新しいDocker for Windows、Docker for Macでは、VirtualBoxの代わりに、WindowsではHyper-V、Macではxhyveが動作し、その上でAlpine LinuxのVMが動作する、より高速で安定した環境になります。

 次の画面は、Docker for Windowsの設定でVMに割り当てるCPUやメモリのリソースを指定しています。WindowsやMacのマシン上でDockerの開発/テストを行う際に便利なので、是非試してみてください。


Docker for Windowsの設定でVMに割り当てるCPUやメモリのリソースを指定

 そして、6月20日のGeneral Sessionには、MicrosoftのAzure担当CTOであるMark Russinovichが登壇しました。この登壇で取り上げられたトピックは次のようなものでした。

  • Docker社による有償の管理プラットフォーム「Docker Datacenter」が、Azure Marketplaceで利用可能になりました。Azure上で、Docker Datacenterの無料評価環境やお持ちの有償ライセンスのための環境の構築が簡単になります。
  • Docker Datacenterで、AzureとオンプレミスのAzure Stackにわたるハイブリッドなコンテナベースのアプリケーションを管理できます。
  • OMS(Operations Management Suite)で、AzureとAzure Stackにわたってコンテナを管理できます。
  • Azure Container Serviceが、プレビュー機能としてWindows Server Containersをサポートするようになります。なお、Linuxコンテナのサポートを備えたAzure Container Serviceは、前述の通りGA(一般提供)になっています。
  • 3月に発表したLinux上のSQL Serverは、現在プライベートプレビューとして提供されています。プレビュー参加者はDockerイメージを入手でき、Dockerコンテナで動作するLinux上のSQL Serverをテストできます。

 Mark Russinovich自身によるブログポスト、その内容を解説した私のブログ関連記事も併せてお読みください。

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