リモートアクセスソフトウェアを手がけるLogMeInと、Citrix Systemsの「GoTo」事業の合併が米国時間7月26日、両社によって発表された。この取引の規模は約18億ドルとされている。
Citrixは2015年11月、GoToブランドで提供する事業をスピンオフさせ、独立した企業として運営する計画を発表していた。このスピンオフを今回発表した合併の一環として実施することで、Citrixは事業の移転を(合併という名の下で)非課税にできる。この形態は「リバース・モリス・トラスト方式」と呼ばれている。
合併は両社の取締役会において全会一致で承認された。
Citrixの最高経営責任者(CEO)Kirill Tatarinov氏は発表のなかで「われわれは、この(LogMeInとGoToの)組み合わせによって利害関係者全員に良い結果がもたらされると確信している。LogMeInとGoToはビジネスコミュニケーションやパーソナルコミュニケーションをシンプルなものにすることで、顧客の期待を上回る革新的なソリューションを生み出すという共通の目標を持っている。われわれは既にGoToのスピンオフに向けた準備を進めているため、この取引は円滑に行われると考えている」と述べている。
統合後の新会社は200万以上の顧客を抱えることになり、年間売上高は10億ドルを超える見通しとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。