NECは7月29日、2016年度第1四半期(4~6月)の決算(IFRS)結果を発表した。売上高は対前年度比11.7%減の5187億300万円。営業利益は299億4400万円の赤字、当期純利益は、201億400万円の赤字だった。主な要因として、官公庁向けのパブリック事業やテレコムキャリア事業の減収を挙げている。
セグメント別では、主に製造業と流通・サービス業務向けシステムインテグレーション(コンサルティングを含む)や保守、アウトソーシングなどを含む「エンタープライズ」は、売上高が3.1%減の665億円、営業利益は3億円改善して37億円の黒字だった。
メインフレームやサーバ、法人PCなどのハードウェア、ソフトウェア、企業ネットワークやサービスを含む「システムプラットフォーム事業」は、ハードウェアの減少により、前年比6.2%(99億円)減の1502億円だった。売上高の減少により、営業利益は89億円悪化し、45億円の赤字だった。