市場拡大に向け、ロボット利用に対する人々の不安を解消していくことが必要--三菱UFJリサーチ - (page 2)

2017-01-15 12:34

(4)家事ロボットなどの利用に対し支払ってもよいと考える料金

 食事に関する家事に機械やロボットを利用する際、人による家事代行サービスと同額の料金であれば支払ってもよいとする者が概ね2割程度みられる。

 一方、人による家事代行サービスよりも安価な料金を機械・ロボットによる家事サービスの上限額とする者が、いずれの家事項目においても約半数を占めている。また、人による家事代行サービスの半額未満の料金を利用の上限額とする者も少なくないことから、当面、サービスの低価格化も必要な施策である。

 しかし、家庭への機械・ロボット(サービスロボット)の普及や新たな市場の創出に向けて、既存の家事の代替・補完に留まらず、機械・ロボットならではの新たな付加価値(魅力)を提起するとともに、それに対する社会的な認知を高めていくことも重要であると考えられる。

→【現状】人による家事代行サービスよりも安価でないと、半数程度の人はロボット等による家事サービスは利用しない

 設問:「機械」や「ロボット」による家事代行サービスを利用したいと回答した食事に関する家事について、あなたはどのくらいの料金を支払ってもよいと思いますか。人による「家事代行サービス」の1回あたりの料金を100とするとき、「機械」や「ロボット」による家事サービスに対し、支払ってもよい上限額について教えてください。

上限額
(注)上図の凡例は、人による家事代行サービスと比較した際の上限額をあらわす。

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