編集部からのお知らせ
新型コロナ禍が組み替えるシステム
テレワーク関連記事一覧はこちら

シスコ、安全にクラウドを使うためにセキュアDNSとCASBを順次開始 - (page 2)

日川佳三

2016-10-26 07:00

クラウドサービスとAPI連携してクラウドの利用状況を把握

 2017年に提供するCloudLockは、社員によるクラウドサービスの利用状況を可視化し、アクセスを制御するサービスだ。IT部門の管理下にないシャドーITを管理できるようにする。買収した米CloudLockのサービスで、CASB(Cloud Application Security Broker)と呼ばれるジャンルに位置する。CloudLock自体がSaaS型のクラウドサービスとして動作する。

 コーポレートアカウトでログインしたOffice 365やBoxといったクラウドサービスとCloudLockがAPIで連携し、これらクラウドサービスからログインユーザーの操作履歴などのデータを取得する仕組み。エンドユーザーである個々の社員は、特にCloudLockのことを意識することなくクラウドサービスを利用できる。

 誰がどのクラウドサービスにログインしているかが分かる。不正な操作に対してアラートを上げることができる。また、マイナンバー辞書なども備えており、マイナンバーを含んだ文書をクラウドサービスにアップロードしようとした時に、これを防止するといった使い方ができる。

CloudLockの画面
CloudLockの画面

 API連携できないクラウドサービスについても、企業のファイアウォールのログをCloudLockに転送することによって、CloudLock上でアクセス状況を可視化できる。

セキュリティゲートウエイを迂回するシャドーITを把握

西原敏夫氏
シスコシステムズ セキュリティ事業セキュリティエバンジェリスト 西原敏夫氏

 同社がクラウドサービス向けのセキュリティに注力する背景には、日本企業によるクラウドサービスの利用が急増しているという状況がある。シスコシステムズでセキュリティ事業セキュリティエバンジェリストを務める西原敏夫氏はIDC調査を引き合いに、「日本企業のクラウド導入率は、2015年の30%から2016年の77%へと153%増加している」ことを示した。

 西原氏はさらに、Gartner調査を引き合いに、「2018までに、企業のデータトラフィックの25%は、セキュリティゲートウェイを迂回する」と指摘。こうした、IT部門が把握できていないクラウドアクセスを把握する仕組みが必要になるとした。「クラウドサービスを使う企業を守るためには、クラウド型のセキュリティが欠かせない。これによってクラウドアクセスを把握できるようになる」(西原氏)

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    テレワークで起こりがちなトラブルの原因「資料が自宅から閲覧できない」にどう対処する?

  2. 経営

    CIOが成功するための最大の条件は「CEOとの連携」にあり?!516名のCIO調査を紐解く

  3. 経営

    【働き方改革事例】PCの調達・管理に関する不安を解決するサブスクリプションサービス

  4. クラウドコンピューティング

    【DX解説書】もっともDXに不向きな〇〇業界が取り組むべき改革とは?

  5. クラウドコンピューティング

    今すぐ「働き方改革」に着手するべき、2つの理由と改革への第一歩

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]