Symantecが米国時間11月3日に発表した会計年度2017年第2四半期(9月30日締め)決算では、予想を上回る業績となった。Blue Coatの買収が効果を生んでいるようだ。
Symantecは第2四半期に1億4400万ドル(1株あたり23セント)の損失を計上した。売上高は前年同期比8%増の9億7900万ドルだった。非GAAPベースの1株あたり利益は30セントだった。
金融アナリストらの予想は、売上高9億7880万ドル、1株あたり利益20セントだった。
Symantecの最高経営責任者(CEO)Greg Clark氏は、第2四半期の業績にはBlue Coatの買収が反映されていると説明している。営業チームはBlue Coatを統合した製品ポートフォリオを売り始めているという。
今後の見通しとしては、エンタープライズセキュリティ製品群の需要が堅調であるとして、下記のような予想を出している。

このほかにも、エンタープライズベンダーではCornerstone OnDemand、Hortonworks、Arista Networksなどが業績を報告している。
人材管理(HCM)ソフトウェアプロバイダーのCornerstone OnDemandの第3四半期決算は売り上げが前年同期比23.5%増の1億780万ドル、損失が1240万ドルであった。非GAAPベース利益は1株あたり11セントだった。
たとえば、Hadoopディストリビューションを提供するHortonworksは、第3四半期の業績報告とともに顧客数が1000社の大台に達したと報告した。同期の売上高は前年同期から47%増加し4750万ドルだったが、6470万ドル(1株あたり1.10ドル)の損失を出している。金融アナリストの予想は、非GAAPに基づく1株あたりの損失が66セント、売上高は4516万ドルだった。
Hortonworksは第4四半期の売上は4800万ドルで、通年の売上高は1億8050万ドルに達するとの予想を出している。
Arista Networksが発表した第3四半期決算は売り上げが前年同期比33.4%増の2億9030万ドル、利益が5130万ドル(1株あたり69セント)。第4四半期は売り上げが3億1000万ドル~3億2000万ドルと予想する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。