NECは、11月9日、24時間連続稼働が求められる設備監視や医療機関での利用に適したファクトリコンピュータ「FC-PMシリーズ」の新製品を販売開始すると発表した。
新製品は、「FC-P33W」と「FC-P28X」の2機種で、両機とも11月22日から販売開始する。販売目標は今後3年間で、計2万台としている。
「FC-P33W」はンテルXeon3.3GHzを搭載、また「FC-P28X」にはインテル Celeron 2.8GHzを搭載している。処理性能を従来比(「FC-P33W」は「FC-P32W」と、「FC-P28X」は「FC-P27X」とでの比較)でそれぞれ1.3倍、1.56倍向上。また、従来機と比べてシリアルポートの増強し、1チャネルから2チャネルに変更となった。さらに拡張スロットの拡充し、PCI Express、PCIから組み合わせで選択できる。筐体サイズは従来機と同等で、従来機との物理的な入替えが容易だ。
FC-P33W
同製品は冷却効率を考慮した部品配置により、24時間連続稼働でき、最大10年間の長期保守を受けられる。従来機では5~35℃だった動作温度範囲を5~40℃に拡大している。
また、産業用システム分野で実績のあるWindows7を継続利用したいというニーズに応え、Windows7(32bit/64bit)プリインストールモデルを2019年10月まで継続提供する。
Windows10(IoT64bit)プリインストールモデルは、2017年4月より提供開始する予定だ。
標準構成の価格(税別)は、FC-P33Wが24万1000円からで、FC-P28Xが19万8000円から。