京丹後市の「ささえ合い交通」、Uberのシステムで日本初の現金決済を開始

NO BUDGET 2016年12月26日 13時08分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 NPO法人気張る!ふるさと丹後町とUber Japanは、12月21日、同NPO法人が京都府京丹後市で展開する「公共交通空白地有償運送」 (通称「ささえ合い交通」)で、Uberのアプリを活用した現金決済サービスを開始すると発表した。

 「ささえ合い交通」は、法定要件を備えた運転者と登録済みの自家用自動車が、交通空白地での交通ニーズに応えるサービス。2016年5月26日よりスタートしており、年中無休で運行されている。運行時間は8:00~20:00。運賃は、最初の1.5kmまで480円、以遠は1kmごに120円加算される。地域住民以外に観光客なども利用できる。京丹後市丹後町内が乗車可能地域で、京丹後市全域で降車できる。現在登録しているドライバー数は18人。

 同サービスの総実車走行距離は半年で3,416kmとなり、利用者によるドライバーの評価の平均は、5点満点中4.92。この数値は、東京のプロのドライバーの平均評価の4.6よりも高い結果となっている。


「ささえ合い交通」でのドライバーと利用者の属性

 同NPO法人によると、個別訪問をした人へのヒアリング結果で、同サービスを利用できない理由として「スマートフォンがない」(19%)、「クレジットカードがない」(21%)、「(丹後町外で乗車できないため)目的地に行くことができても帰ってくることができない」(25%) という声があった。そこで、クレジットカードを持っていない人でも利用できるよう、現金決済を開始することにした。

 また、Uberでは期間限定でタブレットを無償で貸与し、さらに近所の人が代理で配車を行う「代理サポーター制度」を9月18日より導入した。代理配車は現在利用者全体の約40%になっている。この制度を利用した際、利用者が後日乗車料金を代理人に支払う手間があったが、今回、現金決済が可能となり、利用時に直接ドライバーに現金で支払うことができるようになる。


「ささえ合い交通」利用風景

 現金決済は、App StoreかGoogle PlayストアでUberのアプリをダウンロードし、登録後、支払い方法で「現金」を選択して配車をリクエストする。


アプリ利用画面

 現金決済サービスは、東京で展開するUberBLACKおよびUberEATS には適用されない。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算