ユーザー体験と内製化の関係

「コスト」からは導かれなかった内製化--本気でユーザーに向き合う経営と開発 - (page 2)

内波生一 2017年01月16日 07時00分

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企業のミッションが課す使命

 われわれが掲げる第一の行動指針「User Focus」には次のような説明が加えられています。

"私たちは、いかなる制約があったとしても、常にユーザーを見つめ続け、本質的な課題を理解し、ユーザーの想像を超えたソリューションを提供します。"

 これは単に「ユーザーの要望に応える」という観点にとどまらず、要望の有無を超えて、ユーザーにとって真に価値あるものを届けることに集中する、という意味です。

 そして、当社のミッション(目的・存在意義)は「お金を前へ。人生をもっと前へ。」であり、「お金と前向きに向き合い、可能性を広げることができる」サービスの提供を通じて、ユーザーの人生を飛躍的に豊かにすることで、より良い社会創りに貢献するために存在しています。

 この目的からスタートしたとき、私の組織に課せられた「データを集める」役割には重要な背景が加わります。

 すなわち、ユーザーが資産を一元管理して自身の資産を可視化することで、お金に関する「今」を見つめて、そして、未来、「前へ」と進められるように、ユーザーが自分自身では気づけなかった「何か」に気づけるように、そのためにユーザーのデータを集めるシステムを作っているのです。

 本当にユーザーのことを考えてデータの正確性に誠実でいることができるか、社会の変化に合わせ、システム自体も常に柔軟に変化し続けられるか、そういった単なる「機能」を超えた責務を考えたときに、内製の道が選ばれ続けています。

 それが実現できるように、アカウントアグリゲーション本部に所属するメンバーは、常にこれらを意識しながら日々のタスクをこなし、同時に「何か新しい価値を生めないか」ということを考え続けています。

 それは、何よりも「自分たち自身の手によって、理想的なユーザー体験を実現したい」という、ある種傲慢とも言える望み持っているためです。こうした意識こそが、第1回で述べた「質と量のどれをとっても他社には絶対に負けない」システムを生み出す源泉になっているのではないかと考えています。


経営の掲げる行動指針が開発まで行き届いている

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