インフォアジャパンは2月24日、自動車業界向けのSaaS型統合基幹業務システム(SaaS)「Infor CloudSuite Automotive」の最新版を国内で提供開始した。
Infor CloudSuite Automotiveは、業界ごとの機能に特化したクラウドアプリケーション製品群「Infor CloudSuite」の1つ。Amazon Web Services(AWS)で構築されており、サブスクリプションモデルで利用できる。需要、供給、納期などの情報をOEMやサプライヤーと共用できるほか、自動車業界に特化した財務情報やビジネスに関する主要指標の分析も可能となっている。
最新版で追加された主な機能は、「繰り返し生産への対応」「アナリティクス機能の強化」「自動車業界に最適化されたワークベンチとダッシュボード」の3点。
繰り返し生産への対応では、繰り返し生産やスケジュールベースの生産プロセスに対応した。現場の作業および操業計画、セル生産方式での作業や修繕などの業務をより広範囲に管理できる。
アナリティクス機能の強化では、新たに40種類の主要評価指標(KPI)と、10種類の品質統計的工程管理を追加した。
ワークベンチとダッシュボードについては、使いやすさとデザイン性を兼ね備えたユーザーインターフェース(UI)を追求している。ログイン時に業務に必要な情報を表示するワークベンチを、あらかじめ自動車業界に特化した役割やビジネスプロセスが設定できるようなっている。ダッシュボードで表示されるKPIも、新たに自動車業界向けに最適化した。