さらに開発者は、シチズンデベロッパーの役割が大きくなっていることも容認しているようだ。42%がシチズンデベロッパーを支援することに「関心がある」と回答しており、19%はすでにシチズンデベロッパーを積極的に利用している。
実際、少なくとも回答者の30%は、IT部門がシチズンデベロッパーと協力することで、効率が向上すると期待しており、25%は開発プロセスにおけるIT部門の役割として、今後戦略策定や助言が重視されるようになると考えている。また24%は、IT部門にテクノロジに詳しいビジネスアナリストを参加させることを計画している。また今後獲得するITスタッフついても、ITプロフェッショナルの34%は、従来型のプログラマーよりも、ビジネスの知識を持つ人材を重視している。
企業が俊敏性を上げるためにIT部門に期待している一方で、ITプロフェッショナルはIT部門自体にもっと俊敏性が必要だと考えているのは皮肉だ。以下に示すのは、ローコードツールやRADツールでどんな問題を解決したいかという質問に対する回答だ。開発プロジェクトにつきものの、硬直性や混乱を解消したいと考えていることが伺える。
- 長い開発サイクル 60%
- 不明確な、または矛盾するビジネス要件 58%
- 変化し続けるエンドユーザーの要求への対応 51%
- レガシーシステムとの統合に伴う問題 50%
- 予算内での生産性目標の達成 46%
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。