Amazon Web Services(AWS)は米国時間5月3日、通算61回目となる値下げを発表した。今回の対象は、「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)のリザーブドインスタンス(RI)と汎用の「M4」インスタンスだ。
AWSのエバンジェリストであるJeff Barr氏は今回の値下げを伝える同社ブログで、「定期的かつ頻繁なペースでの価格引き下げに加えて、われわれはAWS利用の最適化に向けた選択肢を顧客に提供している」と述べるとともに、「顧客がリザーブドインスタンスの購入や管理に用いる戦略は1つではない。前払いによって高い割引率の適用を受けたいと考えている顧客もいれば、前払いをせずに低い(とは言うものの、それなりに高い)割引率の適用を受けたいと考えている顧客もいる」と述べている。
AWSは現行世代のほとんどのインスタンスタイプにおいて、3年契約の「No Upfront Standard Reserved Instances」(前払いなしのスタンダードRI)を新たに提供する。また、「No Upfront Reserved Instances」(前払いなしのRI)を最大17%、3年契約のコンバーティブルRIを最大21%、汎用のM4インスタンスを最大7%値下げするとしている。
「No Upfront Reserved Instances for Linux」(Linux向けの前払いなしRI)のリージョン別の平均値下げ率
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。