富士通クラウドテクノロジーズは5月10日、パブリッククラウドサービスの「ニフティクラウド」で異なるリージョンを同一のネットワークで利用できるようにする「ニフティクラウド インターコネクト」構想を発表した。第1弾機能の「ゾーンコネクト」を6月7日から提供する。
同社は、東日本、西日本、北米の3地域でリージョンを展開する。新構想により、稼働中のサーバリソースのリージョン間で移動させたり、異なるリージョンで同一のセキュリティポリシーによる管理をしたりできるようになる。

ニフティクラウド インターコネクトのイメージ
ゾーンコネクト機能は、リージョン内でサーバを収容するラックや電源、ストレージなどが物理的に分離されている「ゾーン」同士をレイヤ2でプライベート接続する。まず東日本リージョン(一部ゾーンは対象外)で開始し、順次西日本リージョンや北米リージョンにも拡大するほか、リージョンの異なるゾーン間の接続にも対応する予定。
利用価格は月額1万円(税別)で、事前にプライベートLAN契約が必要になる。

ゾーンコネクト機能のイメージ