松岡功の一言もの申す

Nutanixは「エンタープライズクラウドプラットフォーマー」になれるか

松岡功 2017年07月19日 11時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)分野で急成長を遂げている米Nutanixが次なる戦略を打ち出した。目指すは「エンタープライズクラウドプラットフォーマー」。その内容は? 果たしてなれるのか?

全方位に対応した「Enterprise Cloud OS」を提供


会見に臨む米NutanixのSudheesh Nairプレジデント

 「NutanixはHCI製品を提供する会社ではない」――米NutanixのSudheesh Nair(スディーシュ・ネア)プレジデントは、ニュータニックス・ジャパンが同氏の来日に伴って先頃開いた記者会見でこう強調した。Nutanixといえば、HCI製品をいち早く手掛けて急成長を遂げている注目のベンチャー企業である。その首脳の「HCI製品ベンダー否定発言」は、いったい何を意図しているのか。

 Nair氏は会見で、Nutanixが6月下旬に米国で開いた年次イベント「. NEXT Conference 2017」で発表した内容を中心に説明した。その目玉は、これまでHCI製品に適用してきた管理ソフトウェアを進化させ、ハイブリッドやマルチクラウド、さらにはIoT(Internet of Things)環境にも対応できるようにした「Nutanix Enterprise Cloud OS」である。

 その内容の詳細については発表資料をご覧いただくとして、Nair氏が同OSの特徴として強調していたのは、IBM、Dell EMC、Lenovo、Cisco、HPEが手掛けるHCI製品などによるオンプレミス環境だけでなく、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform、Microsoft Azureといったクラウド環境でも利用できることだ。この全方位ぶりは目を見張るものがある。

 同氏はさらにこの特徴について、「多種多様なハードウェアプラットフォームに対応するとともに、さまざまなベンダーが提供しているセキュリティやネットワーク、運用管理などのソフトウェアとも幅広く連携できるようにする」とも述べている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算