マーケティングオートメーションのMarketoは米国時間8月24日、自社製品を「Google Cloud Platform」に移行させる計画を発表した。Googleとの複数年の提携に基づくものとなる。
提供:Screenshot of Marketo.com
MarketoはGoogleとの提携の下、自社の「Engagement Platform」とGoogleの「G Suite」及びデータアナリティクスを統合する。Googleの機械学習機能の利用も進めるという。
Marketoの最高経営責任者(CEO)Steve Lucas氏は公式ブログで、「提携を通じて、MarketoとGoogleは連携し、共同のソリューションを構築していく。MarTechとAdTechを結びつけるもので、マーケターはこれを利用して、すべてのデジタルチャネルでリアルタイムで購入者とエンゲージし、声を聞き、学ぶことができる」と記している。「マーケターの技術環境を大きく簡素化できる」(Lucas氏)
MarketoはGE HealthcareやPanasonicなどを含む6000社以上の企業を顧客に持つ。2013年にIPOを行なったが、2016年5月にVista Equity Partnersによる約17億9000万ドルでの買収が発表された。Amazon Web Services(AWS)に追いつこうと勢いを加速するGoogleにとって、MarketoのGoogle Cloudへのマイグレーションは大きなものとなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。