Amazon Web Services(AWS)は米国時間8月30日、Windows向け「Amazon EC2 Elastic GPU」の一般提供を発表した。現在は、米国東部(バージニア北部)と米国東部(オハイオ)リージョンでElastic GPUを利用できる。
提供:AWS
Elastic GPUは、「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)インスタンスと共に利用して、アプリケーションのグラフィック性能を高速化する。小規模に、または断続的にGPU性能を追加する必要があるアプリケーションに最適だ。
AWSクラウド・シニア・テクニカル・エバンジェリストのRandall Hunt氏は、ブログで次のように述べている。「多くのインスタンスタイプと一緒にElastic GPUを使用すれば、アプリケーションに合ったコンピューティングやメモリ、ストレージのバランスを柔軟に選べる」
Elastic GPUには、medium(1Gバイト)、large(2Gバイト)、xlarge(4Gバイト)、2xlarge(8Gバイト)の4種類のサイズがある。(OpenGL 3.3アプリケーション向きの)G3やG2のようなタイプのGPUインスタンスを利用するよりも低コストで済み、eg1.mediumなら1時間につき5セントから利用できる。
t2.mediumインスタンス(利用料金は1時間あたり6セント強)とmediumサイズのElastic GPUを一緒に利用すれば、1時間につき12セント未満の料金でGPU付きインスタンスとして利用できる。Hunt氏はによると、これまでは最も低価格のグラフィカルワークステーション(G2/3クラス)でも1時間につき76セントかかったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。