ラックは、中規模ウェブサイト向けクラウド型ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)「LAC Kai」の販売を9月1日から開始した。10月1日から提供する。
ウェブサイトは企業の顔ともいわれる一方、サイトの脆弱性や運用管理の不備を悪用した情報漏えいやウェブページの改ざんなど、企業が直接被害を受ける深刻な事件も頻発している。多くのユーザーが訪れる大規模なサイトを運営する企業は、相当な額のサイバー攻撃対策費を投じてサイトと利用者の保護に積極的に取り組んでいる。
だが、中規模以下の大多数のサイトには難しかった。高性能で高機能なセキュリティ対策ではサイトの規模に比して費用がかさみすぎ、逆に低価格なセキュリティ対策では機能が十分でないというジレンマがあり、サイト運営企業を悩ませているといわれている。
LAC Kaiはコンテンツ配信網(CDN)「Akamai Intelligent Platform」を活用し、ラックの独自サービスとして企画、開発。中規模のウェブサイトをサイバー攻撃から包括的に保護する。Akamai Intelligent Platformを活用してウェブサイトへのサイバー攻撃を防御するWAF機能とラックのセキュリティ監視センター「JSOC」のマネージドセキュリティサービスで構成されている。